ここでは、ゲーマーとしての視点というか、ゲーマーとしての私の感想として語ってみようと思う。
私がゲーマーとしてこの作品でいいと思ったのは、「弾がなぜ避けられないか」から、もっと根本的に「なぜシューティングゲームをやるのか」その前に「シューティングをやらない人は、なぜやらないのか」という、私達にとってはほとんど感覚的なところまで、文章ではっきりと説明して物語にしているところ。
はっきり書いているから、主人公の少年はどうしてシューティングゲームを始めたか、上手くなっていくかというプロセスがちゃんと説明されているので、ゲーマーとしても読んでて受け入れられる。
というか、「弾がなぜ避けられないか」を少年が思いつくところは、読んでいて「ああ、私達はそうやって弾を避けていたのか」と、当たり前のことを改めて知らされ、驚かされた。
ただ後半、少年がある目標を持ってそれを実行するのだが、シューターさんなら、いくらやり込んでもそれは無理だろうというのがわかる。
でもその部分についても、具体的なプロセスなどがちゃんと書かれているので、いかにもフィクションというか物語だなと思いつつも読ませてくれる、私はそんなところがあるのも面白いなと思った。
そして物語の最後の方で語るメッセージは、
「あなたはゲームが好きですか?」
読者というかゲーマーに、つまり自分に問いかけているようで、いろいろな意味で改めて考えさせられたと思う。
前の項目で書いた通り、ゲーマーということを外すと「人とのつながりを見せる熱い物語」だが、ゲーマーとしては「ゲームが何であるかを改めて見せてくれる物語」ではないか思う。
2008年05月11日
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