2008年03月20日

ブラッドハーレーの馬車・感想2

 先日の日記で書いた「ブラッドハーレーの馬車」だが、気分が悪いと言いつつ、かなり強烈に残るものがあったので、また読み返していた。
 それによってまた感じたことというか、最初読んで伝わらなかったことを書いてみようと思う。
 まあ私も、1つのマンガで2度レビューするのもアレかとは思ったが、書いてみたくなったので。

 ちなみに、極力ネタバレは抑えようと思いつつ、やはり出てしまっていることと、読まないと意味がわからないキーワードも多数あるため、「ネタバレ注意・マンガを読んだ人限定」ということで。


 このマンガは基本的に一話完結で、相当強烈な残酷描写があるが、実際は1・2話目くらい。3話目から最終回の8話目までにそのような描写は少なく、一人の少女がブラッドハーレー家にどのようにして迎え入れられるようになったか、そんな話が淡々と綴られ、残酷な場面は全くなく終わる話もある。
 しかし読者にとっては、1〜2話目で強烈な「地獄」を見せられ、その後も少女達が様々な思いで、何も知らずにその地獄に行くのを見て、別の形で絶望を感じさせる。

 つまり、この物語の強烈なまでの背景があるだけに、各話を読んだ後に大きく感じるものがある。
 恐らく、例えば3話目だけを最初に読んだら(雑誌連載時はその読み方もあったと思う)、感じ方は全く違っていたというか、意味が伝わらないと思う。

 背景を見せてから、描写をしなくても恐怖を感じさせる、本当に独特の見せ方をしてくれるなって思った。

 あと、気になったところとして、やはり最後は強引に終わらせたなって思った。まあ1巻で終わらせるにはそうせざるを得なかったのだろうか。


 そういや私、この作者の他の作品というか代表作「無限の住人」は、まだ10巻くらいまでしか読んでないのね。久しぶりに続きを読んでみたくなったり。
 あと、竹易てあしのペンネームで描いたギャグマンガ「おひっこし」、実は私、こちらのファンだったりする。
 まあ本当にいろいろと、いい意味で裏切ってくれるマンガ家だと思った。




posted by 司隆 at 09:18 | Comment(0) | TrackBack(1) | Book / Comic
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ブラッドハーレーの馬車 全1巻/沙村広明
Excerpt: 無限の住人は、完結したら読もうと思って 途中で止めたままになっています。 そんな沙村先生の新作(?)すぐ買おうと思っていたのに いつの間にか後回しにされていて 最終的にはブックオフで拾いました。 唯一..
Weblog: だら~んと読み続ける
Tracked: 2008-03-21 20:36
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