
ブラッドハーレーの馬車
(沙村広明 著/太田出版)
沙村広明氏のマンガということで購入。
内容を一言で言うなら、ブラッドハーレー家の養女として迎え入れられた少女達の話、というか悲劇。
1巻完結なので一気に読んだが、この作者の絵と共に、引き込まれるものがあった。
だが、感想を一言で言ってしまうと、
「こんな残酷な話は見たことがない」
どう残酷なのかは、完全にネタバレになるので控えるが、ストーリーと共に、その残酷なところが断片的にもはっきりと絵で描かれているので、これを読んで受けるものは大きい。
その中で私が感じたのは、人間とは思えない扱いを受ける場所、そんなところで見せる人の感情や心、それが悲しく、引き込まれる要素と言えるだろうか。
あと私が印象に残った場面を、読んだ人ならわかる書き方で書くと(ネタバレは抑えて)、話の中で、一人の人が「写真」を見せるエピソードがある。
この場面を見た時、「まさか・・・」と、結末をある程度予測してしまったが、その予想通りのこととなる。
このマンガを読み始た時は、思ってもいなかった展開にショックを受け、そして予想通りの展開のところでも、ある種のショックを受けた。
読み終わって思ったのは、はっきり言って気分が悪い。しかし、駄作を読んだという感覚でもない。むしろ今までにない感覚で読ませてくれた、すごい作品だと思う。
だからこれを面白いとはとても言えないので、引き込まれるマンガと言っておく。
まあ読まれる方は、ある程度の覚悟が必要かと。
(2008.03.31 追記)
こちらにもリンクを張ってお互いつなげておくということで。
後日書いた、このマンガの2回目の感想。
ブラッドハーレーの馬車・感想2
結局言いたいのは、やはりすごいマンガだということ。



