
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ
(佐藤 克文 著/光文社 刊)
ウミガメやアザラシ、ペンギンなどの生物を研究している方が、自分の研究内容を記した本。
生物の研究において仮説を立て、データロガーという小さな装置を動物に付けて、体温や移動速度、海に潜った時の深さなどを計測し、そこから得られたデーターにより結果を出す。
中には、今まで常識的に思われていたことを覆すような結果もあり、データロガーというハイテクが新しいものを見つけてくれることと、研究というのがどんなものかを見せてくれるが、私が面白いと思ったのはそれと共に、研究をしている時のエピソードが多いこと。
例えばアザラシの研究において、アザラシの雄と雌に外見上の区別があり、本で読んで知っていながらも、実際現地で本物を見てもわからなかった。
だからといって周りの人に恥もかけないので、知ってる人にこっそり携帯メールで質問したら「アザラシの脇に立ったら驚いてションベンするよ、そしたら生殖器がわかる」だそうな。
それから半年もすれば、アザラシの顔を見ただけで雄雌の判別ができるようになったとのこと。
他にも、日本人と他の国の人との感覚の違い、動物にデータロガーをどのようにして取り付けるか、どうやって回収するか、また南極という局地、特に寒さに対しての話など、現地で実際味わってみないとわからない話ばかりで、それらを楽しみながら研究しているように見える。
そんな中で研究を何年も続けて、新しいデーターと結果を得ることができる。
「研究というのは、結果はもとより、その過程が面白い」そんなものが色濃く出ていると共に、著者の方は、本当にこういう研究が好きなんだなというのが伝わってきた。実に面白い本だと思う。
ということで、本を読む時間があったら、結構こういうのに触れることができるのでなかなか面白い。
ちなみに新書でもゲームやネットなどについて書かれたものがあるけど、今はそれを読むつもりなし。こういう時は、ゲームなどから離れたいからw
また何か続けて読んでいくつもり。
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