2018年12月02日

『AHEGAL』制作者インタビュー・「避けるゲーム」のヒントは、ある有名RPGにあった

先に書いた記事

『AHEGAL』低価格エロゲー?の中に見える、STGの要素

で紹介したゲーム『AHEGAL』の制作者について、Steamアカウントは、

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Oppai Reveal Studios

だが、実はこの方は、私の友人であるゆにぷーま(@unipuma)氏と、Steam上でフレンドとして繋がっていた。本作のスクショをアップしていたのが作者様の目に留まったらしい。
そしてレビューで書いた通り、私もこのゲームは注目していたので、

「これはチャンス、インタビューするしかない!」

と、ゆにぷーま氏にお願いしたのが事の始まり。
といっても、私は英語を話すことができないため、私が質問を書面にして、ゆにぷーま氏が英訳、メールにてコンタクトを取る形でインタビューが実現した。

ということで、『AHEGAL』制作者とのインタビュー内容を掲載する。

ちなみに、ゆにぷーま氏はゲーム・アニメ・R-18関連に熟知されている方で、回答の中で、作品名なども全て的確に翻訳していただいた。

Q&A

メールでは10ほどの質問を送らせていただいたが、私の質問やご回答で内容が重なるものがあったため、うち8項目を掲載する。


Question 1
Ahegal stands "non-shoot, just avoid" action-game style,not shumup style. Any intentional reason for the point?
本作は弾幕攻撃に対して「撃たずに避けるのみ」という、
STGではなくアクションゲームのスタイルであることの意図はありましたか?

Oppai Reveal Studios:
During the designing phase of the game we found out that it was much easier for players without aiming ability to enjoy the game.
Also it's one of the features of undertale.
本作のデザイン段階にて、プレイヤーが「狙って撃つ」より「避けるだけ」の方が簡単で楽しめると感じたからです。
また、同じ要素を『Undertale』が持っていることも理由の一つです。
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『Undertale』、基本スタイルはRPGだが、戦闘シーンでは敵の攻撃を避けるアクションゲームになる。

Question 2
All enemy of Ahegal are "food with smile" characters,I think it's very rare either shumups and R-18 games.
Any intentional reason for the point?
敵キャラは寿司やハンバーガーなど、全て「食べ物に笑顔」という、
STGやR18でもあまり見られないキャラで統一されていますが、
意図はあったのでしょうか?

Oppai Reveal Studios:
Because food and sex are the most primal human necessities.
Also, it's very common to go on a date to eat food.
食欲と性欲というものは人間の主要な欲求だからです。
また、女の子を食事でデートに誘うのは非常に一般的ですしね!


Question 3
What is(are) your favorite games or influences games?
作者様がSTGの中で、好きな作品や影響受けたものはありますか?

Oppai Reveal Studios:
Nekopara, Touhou, Dream Daddy, Cuphead, DSW, Android Assault Cactus, Huniepop, Doki Doki Literature Club, Gal Gun,
です。
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作者様が挙げたタイトルの一つ『Assault Android Cactus』。
フィールド上に出現する敵を倒していく全方位STG。次々と出現する敵を確実に「破壊」、常に追いかける敵の「誘導」で逃げ道を確保、そして「タイミング」を見極めて攻め込むのが攻略のカギ。

Question 4
Let me know if you have any favorite Japanese animation,manga(comic)s, including R-18 sexual expressions.
作者様が好きな、日本のマンガ・アニメ、R18表現も含めて、具体的な作品はあるのでしょうか?

Oppai Reveal Studios:
Non Non Biyori,Wolf Children,Your Name,The girl who leapt through time,Bible Black
  • のんのんびより
  • おおかみこどもの雨と雪
  • 君の名は
  • 時を駆ける少女
  • バイブルブラック


Question 5
About the theme of the game, ahe face(ahegao) and gal's face expressions.
First, normal face expression. Second, ashamed expressionsduring touching gal and in the 'ring' and so on.
Finally, ahegao. There some progress of face expressions,do you try to let users see various face expressions?
本作のテーマ「アヘ顔」など、女の子の表情について。
最初は普通の表情から、自機が女の子の体に触れた時、輪の中に入った時や脱がせた瞬間、そして最後はアヘ顔と、状況によって細かい変化が見られますが、表情を見せるということを特に意識されたのでしょうか?

Oppai Reveal Studios:
Yes
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マウス操作で、カーソルを動かして女の子の体に置いたり輪の中に入った時など、常に変化する。

Question 6
Which is your favorite gal of the game?
登場する6人の女の子は、髪型がロングやショート、眼鏡、猫耳と多彩ですが、中でも作者様がお気に入りのキャラは?

Oppai Reveal Studios:
Harumi, which I named after one my ex girlfriends
Harumiです。前の彼女の名前です。
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ゲームに登場するキャラクター「Harumi」。作者様は日本人とお付き合いされていたことが明らかに。

Question 7
Do you like ahe face(ahe gao) simply?
作者様は素直に、アヘ顔という表現は好きですか?

Oppai Reveal Studios:
Yes. Also girls actually make that face when the cum really hard.
はい。実際に女の子達が激しい絶頂に達したときの顔ですから!


Question 8
Gonna make any sequel /DLC /brand new games?
将来的に続編/DLC/新作ゲームを制作する予定はありますか?

Oppai Reveal Studios:
Standalone sequels. Already designing the new game
続編を別ゲーム扱いで作っています。また、新作ゲームも制作中です。

インタビューを終えて

今回のインタビューは、メールにての質問と回答のみだったため、後になって「こういう質問をするべきだった」とか「会話ならここから突っ込んだ話ができたかも」などと、私も反省することは多かった。
それにもかかわらず回答をいただいた、Oppai Reveal Studios様、そしてお手伝いと橋渡しをしていただいた、ゆにぷーま氏には、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

さて、今回のインタビュー最も衝撃的だったのは、弾幕を「撃たずに避けるだけ」というシステムのヒントは『Undertale』にあったこと。
私は『Undertale』を「RPGなどゲームに対するアンチテーゼ」と思っているが、本作はまさに、STGに対するアンチテーゼの側面も見せているような気がする。

背景の女の子を脱がせるシステムは『DEEP SPACE WAIFU』にあるようだが、弾幕攻撃は『東方プロジェクト』など、様々なゲーム、そして日本の影響を受けていることを教えていただいた。

「Oppai Reveal Studios」の過去作品と方向性
また、本作はR-18であるため、過去作品など作者様の履歴についてはあえて聞かなかったが、今回のやりとりの中で、実は別名義でSTGを数本リリース済で、「Oppai Reveal Studios」はそのR-18ブランドであることが分かった。
※80年代PCゲームに例えると「デービーソフト」と「マカダミアソフト」のような関係と考えていただければ良いかと(小声)
具体的なタイトルやデベロッパー名は控えるが、そのSTGを遊んでみると、一つ一つの攻撃を組み合わせてステージを構成するという「小さな要素を集めて組み上げていく」という基本姿勢が全く同じで、本作『AHEGAL』の根本はここにあったように思う。

この記事を読んで、低価格エロゲーにも作者の思いが込められていることを知っていただけたり、後にSteamで、とあるSTGに触れて「もしかしてこれが『AHEGAL』作者のゲーム?」と気付いていただければ、幸いである。


posted by 司隆 at 11:51 | Comment(0) | Game
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