2018年08月18日

『NEO NEO』「数秒の快感」を得る、全方位STG

NEO NEO
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フラットデザインの映像で繰り広げられる、見下ろし視点の全方位STG。
このゲームは『Hotline Miami』や『Super Hexagon』の影響を受けたとのことで、映像や音楽による演出、そして敵をショットで次々と破壊していく感覚は、それらのゲームを連想する。
プレイ時間は数秒〜1分程度、短い時間で、演出と破壊の快感を味わうことができる。

縦スクロール全方位STG。ただし「超」

ゲームのポーズメニューからルール説明を見ることができる。説明は英語だが、大筋のルールを把握できる。

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操作はキーボードとマウスのみで、コントローラー非対応。キーボードのWSADでプレイヤーを前後左右に移動、マウスで照準を動かして、左クリックでショット、右クリックで「ワープ」という能力を発動する。
ゲームの目的は、敵を倒しながらひたすら画面上方に進んでゴールを目指すのみ。また、後方から一定速度で、白い「洪水」が近づいていくので、停滞する時間もない。
プレイヤーの周りにはシールドが張られていて、敵の攻撃を一発だけ防ぐことができる。剥がれてもステージをクリアすると再生する。
シールド無しの状態で被弾するか「洪水」に追いつかれた時点でゲームオーバーとなる。

縦スクロール&全方位STGといったところだが、ゲームの難易度は異常とも言えるほど高い。

ゲーム開始直後から敵が一度に襲いかかって、至近距離であろうと容赦なく撃ってくる。更に壁などの障害物が多くて逃げ道を奪われやすい。更に後ろから洪水が近づいてくる。初プレイ時はあっという間に八方塞がりになって、意味も分からないうちにゲームオーバーとなるだろう。

そんな超難易度全方位STG、と、本当に撃つだけならそこで終わるが、この先、プレイヤーが使用できる能力とゲームシステムが、ゲームのキモと言える部分だ。

能力が作り出す、瞬間の快感

『NEO NEO』で最も重要な要素は、プレイヤーが使用する能力と「ワープ」と「特殊武器」、そしてゲームのシステム「スローモーション」にある。

ワープと特殊武器
ワープとは、照準で狙った敵に向かって一瞬で移動しながら「乗り移る」、そして姿と武器を奪う能力だ。
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ワープで乗り移って得た武器は「特殊武器」と呼ばれ、ショットの操作で撃つことができる。マシンガンやショットガンなどの種類があり、ノーマルショットより破壊力があるが、弾数が数発程度と限られている。またワープを使うには、別の敵を1体以上破壊(倒すだけでは駄目)せねばならない。
一発一発を狙い確実にしとめる、そして強力な武器を得てまた撃つ。狙い定めるほど破壊の快感を得ることができる。

スローモーション
そして、敵の撃った弾がプレイヤーの直前まで近づくと、ゲーム全体がスローモーションになる。その瞬間は弾をギリギリで避けることもできるなど、銃撃戦では重要な要素だ。

だが、これは避けるためだけではない。

実際にキーボード&マウス操作でプレイすれば分かると思う、スローモーションの時は避けると共に「敵にマウスの照準を合わせやすい」ことでもあり、この瞬間を狙ってショットやワープを使えば高確率で成功する。
つまり、このゲームでピンチの瞬間は最も有利な瞬間でもある。

アドレナリンとトランス感覚
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敵の弾をギリギリで避ける、照準で狙い定めてワープで武器を乗っ取る、更に狙って特殊武器で破壊する、そして突き進んみながらまた狙い撃つ。この醍醐味を味わうと、敵の銃撃はむしろ快感に変わっていく、その背景には、めまぐるしく流れる映像と音楽の演出。
そんな極限の状態が短い時間の中で繰り広げられる、まるで自分の中で大量のアドレナリンが分泌され、数秒間だけ一種のトランス状態に陥るようだ。

最初にも書いたが、操作はキーボードとマウスのみでコントローラーは非対応。制作者もSteamの掲示板で「マウス操作基準で作った」と語っている。この感覚を味わってもらうため、操作自体が一種の演出なのかも知れない。



『NEO NEO』の定価は205円。低価格かつ短い時間で「快感」を得るゲームである。

タグ:NEO NEO review Steam

posted by 司隆 at 14:38 | Comment(0) | Game
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