2017年09月06日

最終アップデートで振り返る、私にとっての『TimeLocker』

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シューティングゲーム(以下STG)に「時間を止める」という特殊なシステムを組み込んだ『TIME LOCKER - Shooter Game』。スマートフォン向けとして2016年の発売開始以来、約1年以上にわたってバージョンアップや新キャラクターの追加など進化を続けていたが、先日、制作者のotsuka氏より、8/31のアップデートを最後にするとの発表があった。



『TimeLocker』は私にとっっても、発売当初から楽しませてもらったゲームであり、この作品を通じて、作者のotsuka氏をはじめとして繋がりを持った方もいる。そんな思い出のゲームだけに、一つの区切りとして、ゲームに対する思いをレビュー形式で書いてみたいと思う。

私が思うローグライク、『TimeLocker』にとっての「ライク」

『TimeLocker』はSTGでありながら、決まったステージ構成は存在せず、敵や障害物などの出現は常にランダム。このようなスタイルは、1980年代に制作されたPCゲーム『Rogue(ローグ)』にちなんで「ローグライク」と呼ばれている。
ローグライクのゲームはSteamでも『Rogue Legacy』『Spelunky』など、アクションゲームなどで数多く発売されている。

だが、実は私、このローグライクアクションが苦手だった。

ランダムに出現するゲームだと、たまたま目の前にアイテム出現すれば有利に、逆に障害物が目の前に出現して攻撃を遮られたためミスに繋がるなど、攻略はその時の「運」に大きく左右される。
ゲームによっては、繰り返しのプレイすると装備や能力が強化されて突破できるようになるなど、最初からやり込むことを前提として作られたものもある。

だが、私がアクションゲームで楽しみたいのは、操作テクニックを駆使して敵を倒したり、繰り返しのプレイで感覚を掴むなど、プレイヤー自身の腕と経験による攻略で、運や能力強化が重視されるゲームでは、その楽しみが少ないと感じていた。

『TimeLocker』も同様に、ランダム要素のおかげで運に左右されたり、理不尽で納得いかないこともある。また続けてプレイすれば使用キャラクターが増えるなど、繰り返すことで戦闘の幅が広がって有利にもなる。
だが、理不尽な展開ををある程度克服する方法は他にもある。それは「戦略」だ。

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例えば、敵が左右から出現すれば立ち止まったり少し戻って破壊してから進む、プレイヤーを追いかけてくるボスなどは回り込んでショットを撃ち込むなど、敵の種類に応じて避ける・誘導する・攻撃するなどを使い分ける。またプレイヤー自身も、ビームが使用できるなら正面攻撃を重視、アイスキャノンがあれば対ボス戦で動きを止めることを重視するなど、性能や装備した武器に応じて対応する。

操作するキャラクター・敵・武器を把握して戦略を組めば、行き詰まりや理不尽を最小限にカバーできる。そのためにはプレイヤー自身の判断力や操作テクニック、経験が重要になる。これをできることが、ハマった理由だと思う。

『TimeLocker』は「ライク」なゲーム

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ゲームの特徴として「操作キャラ・敵・武器を把握する」「判断力・操作・経験が必要」に加え、敵の攻撃をすれすれで避けるスリルや、武器を取り続けてパワーアップして敵を次々と破壊していく爽快感など、プレイによって味わう要素は数多くある。

だがこれらは、『TimeLocker』独自のものではなく、今までアーケードや家庭用などで数多く発売されているSTGと同じ要素と言えるだろう。更に、これを1プレイ(1コンティニュー可能)でどこまで進めるかを競う、ゲームオーバーになったら再プレイは初めから。これはゲームセンターで稼働するアーケードゲームと同じシステムだ。

『TimeLocker』は、時間を止めるシステムとスマートフォンのタップ操作を活かしたゲームだが、私がここで得られる感覚は「アーケードのSTGと全く同じもの」で、いわば、ローグライクであると共に「アーケードライク」なゲームだと思っている。
私にとってそれは、当時ゲームセンターで楽しんだ時のような感覚があった。
現在、ゲームセンターで新作のSTGを楽しむ機会はほとんど無くなってしまったが。スマートフォンなど全く別の形でも、それに近い感覚を味わうことはできる。『TimeLocker』は、そんなSTGの可能性を見せてくれたように思う。

このゲームは最後のアップデートということで、一区切り。制作者のotsuka氏には「お疲れ様でした」。そしてこの作品が、今後のスマートフォンゲーム、STG、otsuka氏の作品、そして私自身にも、今後何らかの影響があることを願いつつ、これからも引き続き楽しませてもらおうと思う。


posted by 司隆 at 20:25 | Comment(0) | Game
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