
先に書いた記事「GPD Win使用レポート」で紹介した小型PC、GPD Win。
見ての通り、大きさはニンテンドー3DS LLとほぼ同じで、ケースも3DS LL用がそのまま使えて便利。
前回はゲームの使用レポートを書いたが、ここでは主に、ポータブルPCとしての使い道について書いてみたいと思う。
GPD Winの使い道
ポータブルオーディオプレイヤー
用途の一つとして便利なのは、ポータブルオーディオプレイヤー。
GPD WinはメディアとしてmicroSDカードが使えるので、そこに音楽データを入れてfoobar2000などで演奏させる。Bluetooth対応ヘッドホンで聴いたり、自宅ではUSB端子からサウンドユニットに接続して使うなど、手軽に音楽を聴くことができる。
テキスト入力
私がGPD Winでやってみたかったもう一つの用途が、テキスト入力。スマートフォンよりスムーズで、自宅のPCより手軽にワープロを使いたいと思ったので。ここで使用するソフトは『Emeditor』と『OpenOffice』で、性能的には全く問題なく動作する。
だが前回の記事で書いたように、本体に装備されたキーボードの入力は困難と言わざるを得ないので、Bluetooth対応の外部キーボードを使用する。

写真の機種は、TK-FBP013BK(ELECOM)と、Universal Mobile Keyboard(Microsoft)。このサイズなら、本体の上に載せて使用できる。

でも、ただ載せるだけでは安定しないので、私は本体コンパネ部にゴムを貼り付けている。
デスクトップPCよりも手軽とはいえ、画面が小さいので設定でフォントを大きくしても見えにくく前屈みの姿勢になりがちとか、外部キーボードを持ち込まないと使えないとか、本当に手軽か?と言われたら何ともw。
結局はタブレットやノートの方が使いやすいけど、こういう使い方もできるということで。
「小さい」から繋がる魅力

補足として、この大きさのモニターでWindowsを使用すると、文字は極めて小さいので見えにくい。そこで私は、Windowsの設定「コントロールパネル→デスクトップのカスタマイズ→ディスプレイ」で、フォントの大きさを125%にしている。
このように、小さいことの不便さも抱えてはいるが、その辺は設定や工夫で補っていくのも楽しみの一つ。
ノートやタブレットより小さく、手軽に持ち運びができて、ゲームで遊ぶための機能も充実、価格も5万円以下で入手可能と、魅力的な面を持ったPCで、その特長を活かせば様々な楽しみ方はできるということで、自分なりに試したことをまとめてみた。
そもそも、私がこれを購入した理由は、「いつ突然入院するか分からない」体なので、そのような時でも楽しめる環境があればいいと思ったためだが、その目的に限らず、これからも楽しませてもらおうと思っている。
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