2007年05月26日

土星マンション

 TV番組で紹介されていたので読んだら、かなりハマったマンガなので、書いてみようと思う。

土星マンション 1 (1) (IKKI COMICS)
「土星マンション」
(岩岡 ヒサエ 著/小学館)

 舞台となるのは、地球の上空35000mに存在し、地球を一周取り囲んでいる、「リングシステム」と呼ばれる宇宙ステーション。地球全体が自然保護区域となったため、人類は地上に降りることを許されず、そこで暮らしている。また、そのリングシステム内でも、上層・中層・下層に別れていて、完全な格差社会ができている。
 その場所で生まれ育ち、リングシステムの外側から「窓拭き」の仕事をする少年と周りの人達の姿を描いた、SFドラマ。

 とまあ、設定はもういかにもSFって感じなのだけど、最初に読んで特徴的だなって感じたのは、この絵。
 宇宙空間や建物など、背景の絵は非常に細かく描かれているのに対して、ここに出て来るキャラクターの絵は、とてもあっさりしているというか、温かみのある絵で描かれている。

 その中で見せてくれるストーリーというのが、また面白い。

 ステーションという、閉鎖された空間の中に住む人達と、広大で解放されていると共に、危険を伴う宇宙空間に出て行く人達、その2つの空間にいる人達がそれぞれに思い感じること、お互いが別の世界にいる人達に対して思うこと。
 そして宇宙や機械や格差社会などを見せながら、結局「一番大事なのは『人』なんだよ」ということを語っているところ。
 SFとしての世界観よりも、SFという設定だからこそ見える人の感情があったり、人の温かみがあったり、このマンガは、そういうものを見せてくれている。

 読み始めた時は、結構絵とストーリーにギャップがあるかなと感じたけど、読み終わったら、この絵だからこそ表現できているのだなと思った。

 ということで、自分の中では大ヒットのマンガなので、来月出る予定の2巻も間違いなく買う。




posted by 司隆 at 07:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | Book / Comic
この記事へのコメント
自分も読みました。自分の中では大当たりです。自分は最近転職したのですが、この本の台詞が今の自分を勇気付けてくれます。まあたとえば仕事はまず好きになる事とか、やりたい仕事ではなくとも恥ずかしくない仕事をしょうとするところとか・・・
Posted by トロロ at 2007年06月03日 16:40
トロロさん
そうですね。ここに描かれている「仕事」に対する思いなんかも、
すごく深いなあって感じます。

まあ私は、仕事でいろいろ味わってきたのですが(詳しくは語れない)、
ミツがこの仕事を始めるきっかけとか、そこで味わうものとか、
こういうのもやりがいになるんだなあって思いました。
Posted by 司 隆 at 2007年06月03日 21:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。