THE SILVER BALL PLANET(公式ページ)
The Silver Ball Planet(公式Facebook)
そのピンボールが、新旧様々に約70台も並べられているとの事で、オープン当初からゲーマーの間ではちょっとした話題になっていた。
といっても、私はピンボールを、当時のゲームセンターで何度か触れた程度で、ほとんど未経験。それでも、これ程の規模を持った専門店は見た事がないと、興味があったので行ってみた。
ピンボールを味わう事
店に入った瞬間、まず驚かされる。店中にピンボール台がずらりと並んでいるその光景は、まさに壮絶。
ラインナップも、スターウォーズなどの映画やスーパーマリオなどゲームを題材にしたもの、液晶画面や大きなサウンドなど派手な演出のものもあれば、見るからに年代物の台など、本当に様々なものがここだけで味わえる。
料金は1プレイ100円。中には100円2〜4プレイのものもあるので、まずはそこから楽しむ事もできる。
だが、ほとんど初めての者がピンボールをやると、最初はスタートボタンがどこにあるのかすら分からずに戸惑ったり、初めてもプレイ時間は1〜2分と、本当にあっという間に終わる。
それでも何台もプレイを続けていくと、少しずつ見えてくるものがある。
フリッパーのどこに球を当てたらどの方向に飛んでくれるか、この方向から球が来たら落としそうだからヤバいという事が分かる、その感覚も台によって全く変わるなど、それが面白い。

その日は20ゲームくらいプレイしただろうか、これだけ立て続けにピンボールに触れて味わったのは、今言ったゲームとしての感覚だけでなく、感触。
大きな筐体の端を持って構えてゲームを始めるという、台に触れる感触から、ボタンを押したらフリッパーの動きと共に「ガシャッ!」と音が鳴る、台によっては振動の演出がある。台の中で転がる球も、動くだけじゃなく跳ね上がったり、時にはガラスに当たったり、球が複数出てくるマルチボールのイベントでは、球同士がぶつかったら「ガチッ!」と音が鳴ったり。
こういうのって、実際は見るだけや音を聞くだけだし、TVゲームで出ているピンボールにも演出として入っているけど、実物はまた違う、本物の感触みたいなものがあったように思う。
これがピンボールの面白さだろうか。
参加する楽しさ
それから数2〜3週間後、また来店する事になった。
ここでは定期的に大会が開催されていて、ちょうど開催日だったので。
私も、ピンボールをもう少しは上手くなりたいと思っていたので、参加はせず、上手い方のプレイを観戦する目的で。
でも現地で、大会の参加メンバーに知り合いの方がいたのと、店長さんに勧められて、私も参加する事になった。
大会では3〜4名ずつのチームを組んで、その間で決められた台をプレイ、スコアの順位を競う。各チーム内の1位が決勝に進むといった感じのルール。
大会とは言っても、みんなで競うというより、自分のプレイ時は、狙う所やゲーム中に起こるイベントなどを教えてもらったり、ゲーム以外でも、詳しい方にピンボール台や歴史についての詳しい話まで聞かせてもらったり、みんなで楽しむイベントのような感じで、最後まで楽しませてもらった。
この辺は一人では味わえない、みんなで参加する事の楽しさがあった。
楽しめる場所だからこそ
というわけで、2回の来店で実感した事。
今回味わったのは、ピンボールというもの、本物に触れる事、みんなでプレイする事の楽しさだったが、それだけでなく、これを見せようという店の意気込みが伝わってくる事。
台数とラインナップや、開催される大会など、初めての者でもそれは伝わる。それが本当の意味で、楽しめる事に繋がるなと思った。
これは、THE SILVER BALL PLANET公式Facebookより。
こんな感じで、大会はまた定期的に開催されるとの事で、また参加してみたいと思う。
タグ:ピンボール