2014年10月02日

ジャン・フォートリエ展・分かる事で実感するもの

 昨日、ここに行っていた。

ジャン・フォートリエ展:国立国際美術館

 1920年頃から、主に20世紀前半に活躍した芸術家、ジャン・フォートリエ氏の展示会で、日本で本格的な回顧展を開催するのは初めてとの事。

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 会場は、国立国際美術館。私にとって、家から電車1本でいけて近いのでよく行く場所。
 とは言っても、今回のジャン・フォートリエ氏は、私は全く知らず、予備知識無しに観る事になる。

感想

 という事で、展示会を一通り観たが、感想を一言で書くと、

「うん、分からん」 ただし、途中から


 会場では、ジャン・フォートリエ氏がの作品が年代別に並べられていて、最初、1920年代くらいは本当に見たままを描いた油絵から、少しずつ絵的に崩していき、完全に抽象的な描き方になる、その変化が見える。

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 このパンフレットに写っている絵画は、氏が1940年代、戦争の中で制作した代表作である「連作『人質』」の一枚で、描かれているのは「戦争の犠牲者の頭部」。
 残酷で恐ろしいものを描いているけど、あまりに抽象的すぎて分からない。だから観る事ができるし、その意味を知ったら、ある意味衝撃を受けた。
 この辺、美術展ではこの連作も含めて、各所にパネルで作者やその作品についての説明が書かれている。

 その先、戦後に描かれた作品が展示されているが、更に抽象的な描き方になって、ここまで来たら説明文を読んでも「うん、分からん」って感じ。

展示会で観る事

 私個人の考えだけど、アートって、「この塗り方に緊張感がある」とか批評家っぽい理屈はどうでも良くて、実際に観てどう感じるかだけ、分からんとか伝わらんかったら自分にとって合わない。それだけだと思って観てる。

 今回、私は作品どころか作者自身も全く知らなかったが、展示会で作品を年代別に並べられて、ある程度の説明もあって、初めてそれらを実感できた。無ければそれらも「分からん絵」になるとは思う。

 理屈や知識が無いと分からんのはどうなのかってのもあるけど、美術館で観ると、展示のされ方や説明など「分かるためのもの」があって、それで何かを実感できるのは、楽しみ方の一つだろうし、美術館に行く良さの一つだと思う。




posted by 司隆 at 09:23 | Comment(0) | Art
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