2014年09月30日

インディーズゲーム紹介 2・レトロ風

 この記事も含めて、まとめはこちらLink

 最近「レトロゲーム」、つまり昔のゲームが、一つのブームやジャンルと言えるくらいに見られるが、アーケード、ゲーム機、パソコンなどの機種や、年代は80〜90年かそれ以降も含む?など、その区切りや定義は実に曖昧だ。
 でも曖昧で大きなくくりで扱えて、言葉としては便利なので、一口にレトロと語る事は多い。

 そもそも「レトロ」という言葉自体の意味として、「懐かしむ」という感覚的なものが含まれているのだから。

 という事で、インディーズゲームについてまた書いていこうと思うけど、今回は「レトロゲーム風」。
 当時の復刻ではなく、当時のものを残しながら作った、新しいゲームをまとめてみた。

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VVVVVV

 レトロPCをモチーフとしたアクションゲーム。画面の解像度が320×240ドットで描かれているため、パソコンの中でも80年代から海外で広く普及していた、IBM PS/2をベースにしたと思われる。

 プレイヤーの操作は左右に移動と、ボタンを押せば重力が逆転して「上に落ちる」、再びボタンでまた下に落ちるという動きで、ジャンプなどは無い。
 また、落下中は左右に動けるが、どこかに着地するまではひたすら落ち続ける。その動きを使って広大なマップを進んでいく。

 中には、様々なトラップや迷路のような場面があるが、わずかにずれただけで針に触れて死ぬなど、かなりシビアな操作を要求され、しかも速度がかなり速くてかなりの難易度。
 だが、設定で速度調整も可能で、基本的に残機などの制限は無く、数百回であろうと挑戦できる。

 この、操作は単純なのにシビアで難しいスタイルや、マップは全部で20×20画面=400面分、広いようでも当時ならフロッピーの容量なら可能では?という規模。画面は当時のものを再現しながら、目立たない程度に背景がうごめいたり、サウンドはFM音源にドラム音などが加えられる。
 当時の再現に重点を置きながら、それにプラスアルファされた見せ方がある。残すものと加えるもののバランスが、実に面白い。

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Jet Gunner

 プレイヤーが銃で敵を倒しつつ突き進む、アクションシューティング。
 ファミコンを思わせる画面と音楽、それどころか、解像度256×224で25色、キャラクターが並んだらちらつくなど、当時のものを限りなく再現しようとする意図が見える。

 ゲームは移動とショット、ジャンプ+ジェットで空中浮遊の操作で進んでいく。
 しかし、途中で出てくる武器の種類はランダムで、強制的にそれしか選べない事や、上に登っていく場面では一方向にしかスクロールせず、途中で下に降りようとしたら、画面外に落ちたとされて死ぬなど、異様な理不尽さも当時のものをそのまま引き継いでる

 コンティニューや、再起動してもクリアしたステージから始める事はできるものの、私もさすがに今は、こういうのは無理だな・・・、と思っていたが、何度かプレイしてそれに慣れてくると、以外とサクサク進める。

 その感覚はまるで、当時ファミコンゲームで「クソ難しいクソゲーだけど、俺はクリアしたよ!面白いよ!」と言っていた、あの時と似ている気がする。

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Noitu Love 2: Devolution

 敵を倒しながら突き進んでいくアクションゲームで、映像を確認したら解像度320×240、128色程度と、PCエンジンで可能なものだが、音楽はメガドライブなどのFM音源を思わせる。

 操作は、キーボードのWSADとマウスでカーソル指示と、PCならではの独特なものと共に、同じ方向に2回入れてダッシュ攻撃、カーソルを敵に合わせてクリック連打でダッシュ攻撃、右・左クリックで違う操作など、多彩な動きを使いこなすにはかなり複雑なシステム。

 ゲーム中は、敵が立て続けに襲ってきたり、到達したら急に床が破壊されて落下していくなどスピーディーな展開で、大きなボスキャラクターなどが回転するという派手な演出、操作が複雑など、90年代に「ガンスターヒーローズ」などを出したメーカー、トレジャーのゲームに見られたようなシチュエーションが多く、それらを思い出す。
 というか、製作者は絶対トレジャーのファンだろって思った。

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 余談だけど、このゲームでフルスクリーン表示の方法が最初分からなかったが、Steamクライアントのメニューから起動すると、ゲームと設定のどちらを起動するか選択させるので、その設定メニューで変える事ができる。

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Mutant Mudds Deluxe

 敵を撃つショット、ジャンプ+空中浮遊を駆使して進んでいくアクションゲーム。
 画面やサウンドはスーパーファミコンなどを思わせるが、解像度は640×480、400×320、ワイド画面も可能など、当時の絵をモチーフにした程度で、過去にあったゲーム機の性能に依存しない。

 このゲーム最大の特徴は、「画面の奥や手前に移動できる」点。
 ステージは何層かの奥行きに分かれていて、移動ポイントより別の層に移る。一度奥に行って上に登って、また手前に戻らないと進めないなど、それを使った攻略が主になっていたり、画面も拡大・縮小を使ってその演出を見せるなど、2Dタイプのようで、3Dゲームでもある。

 当時のハード、初代プレイステーションやセガサターンなどでも、これを実現するのは難しいと思われるが、だからこそ今になって実現できるゲームと言える。

なぜレトロ風?

 今回はレトロ風でも、解像度やサウンドなど、どのような形で再現しているかも見ていたが、当時のものを限りなく再現している、雰囲気だけ残しているなど、様々な方法があった。

 そこには、当時に実在したかのような新ゲームを作る、当時では不可能だったものを今作るなど、それはある意味、夢の実現をしているように思う。
 この辺は、製作者の趣味でそうしたと言ってしまえばそれまでだが、その趣旨は統一されているように思う。

 プレイして味わったのはそんな感覚だが、最初に書いた、「レトロ」という言葉自体に「懐かしむ」という意味も含まれる。そんな中で見せるからこそ、楽しめるのかもしれない。



タグ:review Indies

posted by 司隆 at 11:43 | Comment(0) | Game
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