2014年09月23日

MZ-700用PCGユニット・PCG-700

 この記事も含めて、まとめはこちらLink


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 これは、私が未だに所有しているMZ-700本体だが、後ろにユニットが取り付いている。

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 これが、HAL研究所から発売されていたユニット、PCG-700。
 PCGは当時のMZ-700ユーザー、特にゲーマーにとっては利用価値の高い代物だったが、今回はこれについて書いていこうと思う。

PCGとは

 MZ-700は、当時のパソコンとしてはグラフィック機能が無く、画面には文字になどのキャラクターのみで描くしかなかった。それを組み合わせて絵を描く独自の工夫もあったが、限界がある。
 そこで、別売りだったこのPCGを取り付ければ、依存のキャラクターを任意の絵に書き換えて、グラフィック機能に近いものを実現できる。
 しかし、取り付けには本体のカバーを開けて配線しないといけないとか、取り付けても写真のようにハーネスがむき出しになるとか、苦労も多かったという。

 実際にPCGを使ったゲームでは、電波新聞社から発売されたマッピーなどが有名。私が過去に書いた記事で詳細を書いているが、

MZ-700ゲームに時代を見る・2(2013/9/17の日記)


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 PCGの無しと有りで、このような違いが出る。特にこのマッピー、PCG無し表示は伝説になっているが。
 他にも、当時はPCG対応ソフトは多くの種類が出ていて、MZ-700ユーザーの間では人気があるユニットだったと認識している。

キャラクタ編集ツール・PCGAID-700

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 PCG-700には、このようなマニュアルと、カセットテープ媒体でソフトが添付されていた。テープにはPCGを使った簡易的なゲームも収録されていたが、それと共にあったのがツール。

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 これがそのツール、PCGAID-700。要はキャラクター制作ソフト。
 この操作はマニュアルがないと全く分からない事と、インターネットでその詳細が載ったものも無いため、今回、まとめてみようと思う。
 まあぶっちゃけ、この記事を書いたのは、私自身がこれを使う時に操作説明を見たいからと言う、完全に俺得のため。

PCGAID-700説明
操作画面

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(1)編集できるキャラクタ一覧
(2)キャラクタのドット編集欄。「マトリクス」と呼ばれる
(3)マーカー位置のキャラクタコードNo.
(4)現在表示しているRAM No.
(5)現在表示しているRAM 0/RAM 1のページNo.
(6)定義し直す時の文字種

 (1)のキャラクタ一覧でマーカーを動かしてキャラクタを指定、(2)のマトリクスに拡大表示して編集する。

 PCG-700はハード内にRAM 0とRAM 1が設けられている。MZ-700本体で、同じ文字コードでカタカナとひらがなを区別する仕様に対応するためだが、この辺は本体の仕様に関する説明が必要のため省略。
 PCGAID-700では、RAM 0・1それぞれに編集用のページ0〜3が設けられていて、各ページで編集・コピーなどが可能。どれを表示しているかは、画面の(4)(5)で示される。

操作一覧
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キャラクタ一覧
SHIFT+カーソルキーマーカーの移動
Gマーカー位置のキャラクタをマトリクスに表示
Pマトリクスで編集したキャラクタをマーカー位置に定義
Cマーカー位置のキャラクタを元のものに定義し直す
N全てのキャラクタを元のものに定義し直す
マトリクス内
カーソルキーカーソル移動
HOME
(SHIFT+DEL)
左上に移動
CR次の行の先頭に移動
SHIFT+CR前の行の右端に移動
/カーソル位置にドット書込
SPACEカーソル位置のドット消去
CLR
(SHIFT+INST)
全ドット消去
R全ドット反転
↑↓←→
(SHIFT+"( ) / ?")
上下左右にスクロール
Y・X上下・左右に反転
@右方向に90゜回転
RAMや表示等の切替
%RAM 0・RAM 1の切替
?定義し直す時の文字種類切替
(Lo:カタカナ / Hi:ひらがな)
Q編集ページ番号切替(0〜3)
T左に表示されてるページNo.より、
RAM 0[No.]→RAM 1[No.]に転送
入出力、システム
S表示のRAMデータをカセットテープにセーブ
Lカセットテープから現在表示のRAMにロード
E終了してモニタコマンドに戻る
J1200モニタコマンドで入力すれば再起動
 操作の中で、「?」で切り替える「Lo / Hi」は、「C」や「N」を押した時に定義し直すキャラが、カタカナかひらがなかを切り替えるもの。

 注意事項として、当時のツールには、アンドゥのような便利な機能は無いので、間違って「N」を押して全部消えても戻せない。
 この辺は、カセットテープにセーブ・ロードをうまく利用しないといけないが、これもセーブは「今表示されているものだけ保存」、ロードは「今表示しているものに読込」となっている。
 今はエミュレーター上で起動させて、状態保存を利用すれば便利だけど、その場合、キャラクタを定義した後で、一旦PCGの表示をOFF→ONしないと表示されないので、そこも注意。

 何か、書いてみれば注意事項だらけという、危ないツールだなと思った。

PCGだからできる遊び

 ついでに、私が当時やっていた、PCGを使ったちょっとしたお遊びを試してみる。

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 グラフィック文字の一部、最後の&HF1〜&HFFのドットには隙間が入っているが、それを全部埋めてみた。
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 変化としてはこんな感じだが、これでゲームをやってみると、結構な違いが味わえる。

 まず、ハドソンソフトより発売された、キャノンボールの画面でこれを使うと、

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 隙間が埋められた分、ちょっと画面が明るく感じられると共に、まるでPC-8001版のゲームのように見える。

 そして、キャリーラボのクイックスでは、

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 何か、お互い凄いというか、どちらも違った迫力を感じる。

 逆に考えれば、そもそも何でドットに隙間を入れたのかは未だに不明。歴史的にはMZ-80Kの時からではあるが。
 でも今となっては、そんな表示だったからこそ、MZらしさがあったのかもしれない。

30年経ってようやく理解

 先に書いた通り、この記事はそもそも、私がPCGAID-700の操作説明が欲しくて自分で作ったのだが、実は当時、RAM 0・1やページの意味が全く分からず、とりあえず表示されているもので製作していた。
 それを今回、改めて一通り確認してようやく意味を理解した。ていうか、当時のパソコンや周辺機器のマニュアルは完全なコンピューター専門書で、当時中学生だった私にとって、文章が全く意味不明だったという。

 まあ、今読み直しても、理解するのにかなり苦労したがw、実に30年越しでツールをマスターしたという、何とも時代錯誤な事をやっていた。

 また、PCG-700添付のカセットには、サンプルとしてモグラ叩きゲームも入っていて、以外とハマるものだったり、PCGへのキャラクター定義はBASICプログラムでも可能なので、それについてもいずれ書いてみたいと思う。



タグ:retropc MZ-700 PCG

posted by 司隆 at 19:20 | Comment(0) | Computer
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