2014年09月16日

システムソフト製ロードランナーについて

 先の記事で書いた、ロードランナーについて、

ロードランナーとは何だったか

 そこで書いたように、ロードランナーで私が主にプレイしたのは、NECのパソコン、PC-8801版と、PC-9801版「保存版ロードランナー」の2本。
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 その、私にとっては思い出となる、システムソフト製ロードランナーについて書いてみようと思う。

システムソフトの移植話

 そのロードランナー移植の話は、システムソフト・アルファーのサイト内に、当時システムソフトで開発に携わっていた、宮迫靖氏のコラムとして掲載されている。

宮迫プロデューサーの時事コラム(2005年6月27日)
宮迫プロデューサーの時事コラム(2005年7月29日)

 ロードランナーのソースコードをもらうため、スミス氏が住んでるロッキー山脈の山奥まで行ったとか、あの中にはそんな苦労があったのかという、意外な話を知る事ができた。

 またYouTubeには、システムソフトの元社長、樺島正博氏のインタビューがある。

樺島正博・日本のデジタルデザインの軌跡(覚田義明)
(YouTube)

 Web企業のセミナー用ムービー集だが、ここでシステムソフト創業当時の話が数多く語られている。
 その中からこの2本。


樺島正博物語1981年

樺島正博物語1980年:樺島正博×覚田義明
(インタビューア・覚田義明氏のブログより)

 当時、まだ社員4人だった会社がブローダーバンド社と契約した時の話。
 この会社に行く事を決めたのは、「ユーザーとしてこのゲームが面白かったから」であった事、ダメ元で現地に行ったら一発でOKをもらった事など、本当に当時だったから実現できたのだろうかという話が聞ける。


樺島正博物語1983年

樺島正博物語1983年 樺島正博×覚田義明
(インタビューア・覚田義明氏のブログより)

 ロードランナーの移植開発を中心とした話は、こちらになる。
 この辺を含め、ムービーでは樺島氏の記憶で話している事もあり、発売された機種などで正確ではない部分もあるが、最初はPC-100用バンドルソフトとしてこれを選んだ事や、実はPC-98版のスタッフと色々あった話などが語られている。

 当時は私もユーザーとしてプレイするだでしか触れる事はできなかったが、今になってこのような話を聞けて、当時の記憶を思い出すと共に、ゲームを再認識できた。
 今の、様々な情報が得られるインターネットだからこその楽しさを味わえた。

保存版ロードランナーについて

 ここでは私の思い出話を。中でも、PC-9801用の「保存版ロードランナー」について書いてみたい。

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 保存版ロードランナーは、現在でもパッケージごと、文字通り保存していた。
 個人的に、システムソフトの当時のパッケージ、プラスチック製のスリムなデザインが気に入っていたためで、他のシステムソフト製品、パズルトピアや銀河など、購入したものは一通り処分せずに持っている。

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 その保存版ロードランナーは、オリジナルの150面、チャンピオンシップの50面、更にオリジナルの100面が追加されていて、パソコン版としては最大のボリュームと言える。

保存版の追加要素は
 保存版としての要素として、新BGMの追加がある。
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 音楽は5曲、チャンピオンシップは更に1曲あり、好きな音楽を選んでプレイ可能。

 その中で、私が最も選んでいたのは・・・、「BGM OFF」だったw
 音楽としてはどれもいい曲だと思うが、大変失礼ながら、プレイ中にどう進んでいくか考える中で、用意されている曲はどれもうるさいという印象があった事と、最初に触れたのは音楽がないPC-8801版だけに、それがロードランナーという感覚があったと思う。

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 また、追加されているオリジナル100面は、掘り方で若干テクニックが必要で、それでもチャンピオンシップほどの難易度まで行かない。オリジナルより少し難しい程度の難易度が実現されていて、改めてプレイするには十分楽しめるものになっている。

 私は当時、この100面まで全てクリアしていなかった記憶なので、これに再挑戦してみるのも、また面白いと思っている。

機種ごとの思い出を持つゲーム

 更に私の思い出話、PC-8801版について。

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 これは、iOSやAndroid用として配信されているロードランナーの画面。

iOS/Android版ロードランナー(Tozai Games)

 オリジナルのApple II版に近い表示だが、そこでの金塊はただの四角形で描かれていた、などの違いはある。

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 そしてPC-8801版。オリジナルに比べて、見た目が横長、金塊が山のようになっているなどキャラクターが新規、画面のブロック数が横28×縦16から26×16に縮められている。

 私は最初、雑誌でオリジナルの画面を見て、特にこの鷹のデザインがされた111面が最も格好いいと思っていたので、この横長でちょっとスマートではない姿に不満を持っていた。
 だから、PC-8801版はやり込んでいたが、Apple II版と画面が近かった、PC-6001版やMSX版がうらやましかったという。

 このゲームは様々な機種で出て、画面の見た目に限らずそれぞれの特徴があった。ファミコン版のスクロール画面がプレイしにくかった、アーケード版は制限時間が付いたり、敵を穴に落とさずにクリアなどでボーナス得点があるなど。
 そんな、機種によってそれぞれの楽しみ方や思い出があったはずだし、1つのゲームなのに、人によって出会い方や思い出が全く変わるゲームというのも珍しいと思う。
 それも、長年にわたって楽しまれてきた、名作だからこそなのかもしれない。




posted by 司隆 at 17:16 | Comment(0) | Game
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