2014年08月09日

ソフトベンダーTAKERUとコピー対策の思い出

 最近、唐突にある事を思い出したので、倉庫で眠っていたものを引っ張り出してきた。

20140809-01.jpg
 これは、私が所有していたソフト、PC-9801用のゲーム「ザ・リターン・オブ・イシター」。
 当時、アーケードで出ていたゲームのパソコン移植版で、そこでのパスワードがそのまま使えたり、ゲームセンターの感覚がそのまま味わえて楽しませてもらった思い出。

 また、ラベルに書かれているが、これは「ソフトベンダーTAKERU」で購入したもの。
 それについて、説明や思い出も交えながら書いていこうと思う。

ソフトベンダーTAKERU

 ソフトベンダーTAKERUとは、Wikipediaにまとめられているが、

ソフトベンダーTAKERU - Wikipedia

 1980年代に登場した、パソコンソフトの自動販売機で、機械にはゲームソフトのデータが入っていて、フロッピーディスクへの書き込みによって販売するという、品切れの問題などが解消されるなどを謳ったものだった。

 私が利用したのは初期型「ソフトベンダー武尊」のネーミングで、赤い筐体の時期だったと記憶している。この時期、別にイシターは品切れでもなかったけど、一度新しいものを試してみたいという思いでこれを利用した。

 だが、フロッピー書き込みの販売という形式のおかげで、ソフトはパッケージ無し、マニュアルは後に郵送してもらう、フロッピーディスクのラベルもTAKERUの文字が入っただけで何も書いていないもので、私が後でテプラを使って文字を入れた。
 これって、まるで不正コピーしたものみたいで、もの凄く嫌だった。

 しかも、機械で5千円や1万円札が使えなくて店で両替してもらって千円札を1枚1枚入れるわ、そこからフロッピーディスクの書き込みをするから10分くらい待たされるわ。
 そんな感じで、はっきり言って酷かった思い出。

ザ・リターン・オブ・イシターのコピー対策

 ともあれ、イシターはとりあえず手に入れたし、ゲームはもちろん何の問題もないものだったが、今になって、このソフトである事を思い出し、再現してみた。

20140809-02.jpg
 このゲームのファイルはMS-DOS形式(システム自体はSPS独自のDOS)なので、Windows用のFDDを用意すれば読み込み可能で、その再現ができる。

 当時、フロッピーディスク媒体ソフトの多くには、普通にコピーだけで起動しても一切何も出てこないなど、コピー対策としてプロテクトが施されていていた。
 でも中には、コピーによって特別な現象が起きるものがある。その一つがイシターで、思い出して試してみたかったという事。

 それで、イシターのディスクを普通にコピーして起動すると、出てくるのがこれ。

20140809-03.gif
 この映像、本当は目の色などが赤・青の点滅をしていて、画像クリックでアニメーションGIFが表示されるようにしておいた。実際はもっと点滅の速度が速いけど、こんな感じのものだった事が確認できる。
 またこの時、前作「ドルアーガの塔」のネーム入れの音楽が延々流れ、起動も操作も全くできない。

 しかしこれ、隠しというだけでなく、PC-9801用の市販ゲームでドルアーガの曲が流れるって、これだけではないだろうか。
 色々と貴重なものだと思う。

早すぎるものに触れた事

 最初、このイシターの隠し画面について書こうとしたが、ソフトベンダーTAKERUで買ったものだし、軽く思い出話も書いてみたら、そっちがメインの記事になってしまった。

 今でこそ、ゲームソフトはダウンロード販売やネット通販で手軽に買えるが、ソフトベンダーTAKERUは、まだ通信環境なども整っていない時代で作るには、先進的すぎたのだろうか。
 当時は「パッケージで買えば良かった・・・」と後悔したが、この時代でしか味わえなかったものだし、今思えば、貴重なものに触れる事ができたと思う。




posted by 司隆 at 09:16 | Comment(0) | Game
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