2013年11月10日

神戸ビエンナーレ2013

 先日は神戸に出かけていた。
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 神戸に来たら、やはり神戸ポートタワーを写真に撮ってしまうが、今回の目的は、このポートタワーがある場所、メリケンパークで開催中のイベント。

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港で出合う芸術祭 神戸ビエンナーレ(公式ページ)

 神戸で2年に1度開催されるアートのイベント。
 この名前の意味は、公式ページに書かれていた。

ビエンナーレの語源(公式ページより)
 ビエンナーレ(biennale)とは、「2年に一度」というイタリア語を原意とし、転じて2年に一度開かれる美術展覧会のことをさす。

 私はこれに2009年から行っていたが、その時の日記は当時書いている。

2009年:MUSTANG KB Kobe Biennale 2009
2011年:神戸でアートを味わう

 と言う事で、今年も2年ぶりに開催された展示会。私もメインとなるメリケンパーク会場を観に行った。

限られた空間の中で

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 この展示方法は毎回決まっている。会場の至る所に貨物用のコンテナが置かれ、その1つ1つの中にアートが展示されるというもの。
 展示作品は、事前に行われたコンテストの入選作品、招待作品、文化庁メディア芸術祭受賞作品など、実に様々。

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 コンテナという、展示としては狭い限られた場所を使って、絵画などの展示、中に入ってその空間を味わうもの、真っ暗な中を手探りで出口を探す感覚を楽しませるコンセプトのアートもあった。

 その中で、私が気に入った作品をいくつか。

アート作品
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 歯車の万華鏡
 コンテナの中に、無数に置かれた歯車のオブジェがあるが、これ、全部回せる。どれかを回したら、追従した歯車も一緒に動き出す。
 言ってみれば、たくさんの歯車を回すだけだけど、それがタイトル通りの万華鏡のようで、どれがどう回るのかを探るのもまた面白かった。

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 がそのもり
 コンテナの中には本が置かれている。開けると何も書かれていない、真っ白な「絵本」。
 これがスクリーンとなって、天井に付けられたプロジェクターの下にいると映像が映し出される、まさに動く絵本を見せてくれる。
 映像はファミコン時代のゲームのようなキャラクターが、様々な場所で様々な動きを見せてくれるが、絵本の大きさでは全てを一度に観れないので、コンテナ内をウロウロしながらキャラクターを探す、それがまた楽しい。

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 Light flower of Two faces
 事前に行われたコンテストで、「神戸ビエンナーレ大賞」を受賞した作品。
 真っ暗なコンテナの中で無数の白い物体が置かれ、それが回ると共に天井からプロジェクターで映像が映し出される。その映像の美しさと、途中から「なぜこのような回転体を使うのか」の意図が見えて、それに驚かされる。
 この美しさと驚きは、言葉や写真だけではどうしても伝わらない。会場で実感して欲しいと思える作品。

玩具作品
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 ジョナサン
 創作玩具国際展の受賞作品、つまりおもちゃとしての作品。
 ただ上下に仰ぐだけでカモメになるという、あまりにシンプルというか単純だけど、本当に自分がイメージしてるようなカモメという感じで、妙に気に入った

コミックイラスト作品
 中には、コミックやアニメタッチのイラストもアートの一つとしてコンテストが行われ、展示もあった。

コミックイラスト展(2013入選)

 コンテストとは別に、国内招待作家展として展示されていた、John Hathway氏(日本)のイラストに衝撃を受ける。。
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John Hathway氏のサイト:JH科学 MOTS.JP

 会場には巨大なイラスト数点が展示されていたが、細部に至るまで細かく描かれたオブジェ、むしろこれくらい巨大なキャンバスでないと見切れないくらいのものだった。

自由で様々な楽しさ

 この開催時に、TVの情報番組で紹介されていたが、主催者の方がインタビューに出て、

「これらアートをどういう風に観ていけばいいでしょう?」
「いやもう自由に、『何か面白いな』と思ってもらえたらそれでいいんですわ。」

 という感じのことを言っていた。
 私も、アートの楽しみ方ってそんなものだと思ってるし、そういう「観た事が無い面白いもの」を実際身近に、肌で味わえるのが好きだから、こう言う展示会に行くようにしている。

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 写真は、会場を出てから撮影した、阪神高速高架。港にあるメリケンパークは、ビューポイントとしても最高の場所。
 そんな場所で開催中の神戸ビエンナーレ、60基以上のコンテナを全部見ていけば、たっぷり2時間くらいかかる。他にも映像の上映がいくつかあったので、本当に全て観ようと思ったら1日かかる規模。

 数だけではなく、アートの中でもデジタルもアナログも、アニメやコミックも、おもちゃに至るまで全部ひっくるめて、アートというのは本当に様々なものがあって楽しいものだという事を見せてくれる。
 そんな、本当にたくさんの、観た事が無い新しいもので、今年もまた楽しませてくれた。




posted by 司隆 at 11:30 | Comment(0) | Art
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