2013年08月18日

Brothers・優しさを味わえるゲーム

 もう2ヶ月も更新していなかったが、久し振りに、いいゲームに出会えたので書いてみたい。

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Brothers: a Tale of Two Sons(Xbox.com)

Brothers - EN(海外のメーカー公式ページ、読込が長いので注意)
Starbreeze Studios(メーカー、海外ページ)

ニュース記事(doope!
Starbreezeの独創的な新作「Brothers: A Tale of Two Sons」の
新たなゲームプレイ映像が公開


 スウェーデンにあるメーカー、Starbreeze Studiosが、同国の映画監督、Josef Fares氏との協力で製作したゲーム。
 舞台となるのはファンタジーの世界。病にかかった父親を助けるため、兄弟が「命の水」を求めて冒険をする。

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 プレイヤーは、コントローラーの2スティックとトリガーを使って兄弟をそれぞれ動かす。特定の場所でトリガーを引けば、物を運ぶ、人物に話しかけるなどのイベントが発生。
 兄弟のうち、力のある兄が物を動かしたり、弟を持ち上げたり、体の小さい弟は、狭い場所に入って通路を開けたり、2人が一緒になって物を動かしたり、お互いが助け合いながら進んでいく。

 2スティックで2キャラを動かす操作は若干混乱して、兄を動かすつもりが弟を動かしていたなどの間違いが多かったが、時間的制限も少ない中なので、一度止まるなどして落ち着けば、そう難しくはないと思う。
 このゲームをジャンルとして言うなら、アクティブタイプのアドベンチャーゲームと言ったところだろうか。ICOなどがそれに近い形と言えるかも。

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 映像は、ファンタジーの世界で大自然の美しい場面が存分に味わえると共に、各場所(チャプターなどある程度の区切りがある)で断崖絶壁のシーンなどでは必ず全景を見せたり、随所にベンチが設けられていて(何でこんなところに?という不自然さはあるものの)、その風景を存分に味わえる。
 この映像も、楽しみの一つと言える。

ゲームで味わえる「優しさ」

 ゲームの難易度は低く、開始からクリアまで数時間あれば可能と短いが、最初からその時間に収めたストーリー展開を見せる。ネット配信ゲームのボリュームでの配慮だが、最初から映画のようなものを見せる意図もある気がする。

 そんな中で、私が最も感じたのは、兄弟という存在と、「優しさ」を実感できる事。

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 兄弟のうち一人しか行けない場所があるが、そこに入ってもう一人の道を確保するなど、最初から最後まで絶対に兄弟二人で協力して助け合わないといけない。
 兄弟以外にも、ゲーム中に出てくる人物やモンスターなどに接しながら、それらに助けられ、導かれる。

 そんな中でプレイしていくと、知らないうちに自分にも近い感覚が出てくる。

 2人で走って行くうち、片方だけ先に進んでしまう事もよくあるが、その都度止めて二人合わせてからまた進ませる。崖などで慎重に進む場面では兄を先に行かせる。山の中を導いてくれたモンスターと別れる時、わざわざそこに2人で止まってトリガーを引いている。お礼を言うジェスチャーがあると思ったから。
 そんな、特別やらなくてもいい事をやっている。

 ゲームの中に優しさを見せられるだけでなく、自分もその優しさを持ちながらプレイしている。
 ある意味、ゲームの世界に感情で入り込んでいる自分がいた。

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 そして、この兄弟を最も実感できるのは、ラスト。ネタバレになるので詳細は書けないが、この存在を、「コントローラーの操作」で味わう。
 この場面に来たときは驚かされ、そして感動した。キャラクターの存在を映像などではなく、「ゲームそのもの」で実感したのだから。

 最初にも書いたが、このゲームは映画監督が協力の下、映画のような見せ方をするが、それに加えて、本当にゲームでしか味わえない感覚と感動があった。
 その見せ方、感じさせ方が素晴らしいと思った。自分にとって、本当に素晴らしいゲームに出会えたと思った。

余談:メーカーと監督について

 私はこのゲームのメーカー、Starbreeze Studiosも、制作に加わった映画監督、Josef Fares氏も全く知らないが、ざっと調べてみた。
 監督のJosef Fares氏の映画は全て日本未公開で、主にコメディ作品を手がけていたらしい。

Josef Fares - Wikipedia(英語ページ)

 更に調べたら、その映画の中で、役者でもない自分の実の家族も出演させてるとか。
 メーカーも今までFPSなど、このゲームの世界とは全く違うようで、メーカーにとっても監督にとっても、今回は異色作となっているらしい。




posted by 司隆 at 21:59 | Comment(0) | Game
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