2012年12月24日

CD-ROMに時代を見る・1:PCE版ダラとグラII

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「これは、PCエンジン エイチ・イー・システムの CD-ROMディスクです。2曲目に、コンピューター用データが入っていますので、再生しないでください」

 ユーザーなら、一度はこのCDをプレイヤーにかけてアナウンスを聞いた事があると思う、PCエンジンCD-ROM、「CDロムロム」の名称で呼ばれたゲームディスク。
 ゲーム機で世界初のCD-ROM搭載で、大容量やCD音声をそのままゲームに流せるなど、その特性を生かしたゲームが数多く出た。
 そのCD音声部分はプレイヤーで聴く事ができるが、今回、その音楽リストを掲載して、それについて書いてみたいと思う。

 今回取り上げるタイトルは、

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 スーパーダライアスとグラディウスII。
 ダライアスはアーケードで3画面筐体として出たが、それを1画面に納めたり、CD-ROMの容量を生かしてボスの種類を増やすなど、「スーパー」と付けられただけあって、意味アーケードを越えた部分を持っていた。
 グラディウスIIも同じくアーケードのタイトルを移植。移植度の高さなどで当時話題になった。
 そのCDトラックリスト。

PCエンジン版「スーパーダライアス」
CD-ROMトラック

Noタイトル
01CD-ROM2警告アナウンス
02データトラック(再生不可)
03Captain Neo
04Cosmic Air Way
05THE SEA
06CHAOS -Main Theme-
07Inorganic Beat
08BOSS 1
09BOSS 2
10Round Clear ※1
11BOSS 3
12BOSS 4
13BOSS 5
14Round Clear ※1
15BOSS 6
16BOSS 7
17NAME
18OVER
19ENDING
※1:トラック10,14は同一の曲

PCエンジン版「グラディウスII」
CD-ROMトラック

Noタイトル
01CD-ROM2警告アナウンス
02データトラック(再生不可)
03Title Demo
04Equipment(Select)
05TABIDACHI(Air Battle 1)
06Burning Heat(Stage 1)
07A Shooting Star(Air Battle 2) ※1
08Synthetic Life(Stage 2)
09Crystal World(Stage 3)
10A Way Out of The Difficulty(Stage 4)
11Take Care!
12A Shooting Star(Air Battle 2) ※1
13The Old Stone Age 1(Stage 5-1)
14The Old Stone Age 2(Stage 5-2)
15Maximum Speed(Stage 7) ※2
16Gradius 1 BOSS Theme(Stage 8-1) ※2
17SALAMANDER BOSS Theme(Stage 8-2) ※2
18Fire Dragon(Stage 8-3) ※2
19A Shooting Star(Air Battle 2) ※1
20Into Hostile Ship(Stage 9-1) ※2
21Shoot and Shoot(Stage 9-2) ※2
22The Final Enemy(Stage 9-3) ※2
23Deprived Sanctity(Stage 6・PC Engine Original)
24GAME OVER
25RANKING BGM
26Farewell(Ending)
27PC Engine Opening
28データトラック(再生不可)
※1:トラック7,12,19は同一の曲
※2:PCエンジン版はオリジナル面が6面に入るので、アーケードのStage 6→7,7→8,8→9

 PCエンジンCD-ROMの特徴として、1トラック目に警告アナウンス、2トラック目にデータが入っている。ゲームによっては最終トラックにもデータがある。
 ここでまず目に付くのは、ダライアスはクリアの曲、グラIIは空中戦2が複数入っているが、ピックアップ(CD読込レンズ)の移動する時間などを考慮した、当時のCD-ROMならでは。

 グラディウスII、23トラックのオリジナル面「Deprived Sanctity」と、27トラックのオリジナルオープニングは、音楽としては好きな曲。
 特にオープニングは映像付きで見る事をお勧め。

当時と今と

 あと、個人的な感想や思った事など。

 この2つは、CD-ROMを生かした音響効果として、サラウンドで録音されている。
 スーパーダライアスはドルビーサラウンド、スピーカーを後ろにも配置して、音に囲まれるような臨場感を得るシステム。グラディウスIIは前面2つのスピーカーのみで擬似的に味わえる、RSS(Roland Sound Space)が使われている。

 私は当時、オーディオに少々凝っていたので、サラウンドのアンプとスピーカーを設置して実際にサラウンドでこのゲームをやっていた。
 確かに音に囲まれる感覚で臨場感はあるが、正直、サラウンドだから凄いという感覚は少なかった。どちらかというと、オリジナルの音楽が凄いからそこまで必要無いというか・・・(※個人の感想です)。

 それを今、改めてヘッドホンなどで聴いてみた感想。
 スーパーダライアスは、他のサントラと比べて確かに音が広がる感覚や、高音が強い印象がある。その辺を合わせたら、サントラとしてはこれが一番好みかもしれない。
 グラディウスIIも同じく音の広がりと共に、少しエコーがかかったような感覚がある。これを使ってサラウンド効果を出しているのだろうか。

 当時、こう言うサラウンド対応はどちらかというと「CD-ROMならこういう事ができる」というのを見せる、言ってみれば蛇足だった気もする。
 それも、今はCDを使わずゲーム機のハードだけでサラウンドが、しかもチャンネル数も2〜3chから今は5.1ch以上。そもそもCDという媒体自体がゲーム機で使われないなど、20年も経てば大きく変わる。

 と、CD-ROMの音楽だけを取り上げても、色々な違いや時代の変化を見る事ができる。

 この記事、最初はただトラックタイトルを掲載するだけのつもりだったが、書いていくと色々と見えてきて面白いので文章にまとめてみた。



タグ:PC Engine

posted by 司隆 at 09:45 | Comment(0) | Game
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