2012年05月29日

30年ぶりの「モジャ公」

 思い出と共に、自分の中で名作の一つ。

藤子・F・不二雄大全集 モジャ公 (藤子・F・不二雄大全集 第3期)

藤子・F・不二雄大全集 モジャ公
(藤子・F・不二雄 著/小学館)

 私はこのマンガに初めて触れたのは小学生の時だが、今回は大全集で購入、改めて一気読みした。

モジャ公の思い出

 小学生の私にとって藤子不二雄(コンビ別れする前)は、コロコロコミックでドラえもんや忍者ハットリ君などをいつも読んでいたが、それくらいしか知らなかった。
 そんな時に本屋でこれを見つけて立ち読み、その内容に衝撃を受けた。

 モジャ公は、様々な点で皮肉や風刺、シュールなものやブラックユーモアが所々に描かれていたり、ドラえもんなどで読んでいたものと全く違い、「藤子不二雄ってこんなものも描いていたのか!」と、嬉しくなった思い出がある。
 それもあったため、今でも藤子氏のマンガで好きな作品の一つ。

30年ぶりの「モジャ公」

 そのモジャ公を大全集として、実に30年経ってから改めて読んだ感想。

 読んだのは小学生以来だが、内容や1コマ1コマの絵もほとんど全部覚えていた。やはり強く印象に残っていたのだろうか。
 またエピソードの中で描かれる、人の死や、宗教などで簡単に踊らされる人達、SFとしての論理など、大人になった今読んでも考えさせられる事が多い。

 また読んでいて、同じく藤子不二雄氏の作品「21エモン」で、宇宙に飛び立ってからの話に似てると思った。これも当時コロコロコミックや単行本で読んだが、今になってそれを感じる。
 それが、巻末の後書きで藤子F氏が生前に書かれたものを読んだら、

「これは21エモンの二番煎じ。新連載の話が来た時、21エモンの続きが描きたくて生まれた」

 という内容の事が書かれていて、この2つの作品は繋がっていたのかと、実に30年経ってからまた衝撃を受けた。

 そんな事実と共に、この大全集では当時の単行本で未収録エピソード「不死身のダンボコ」、後に修正された部分など、この作品として描かれたものを全て掲載との事。
 その全てを今回読む事ができて、まさに感無量だった。

 21エモンは同じく大全集で出ているが、またこういう新たな気持ちで読みたくなったので、買うのもいいなと思った。


posted by 司隆 at 14:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book / Comic
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