2006年01月30日

ハンバーガーを待つ3分間の値段

 最近、ネットで本を購入していたのだが、それを読んで面白かったもの。

ハンバーガーを待つ3分間の値段―ゲームクリエーターの発想術 (幻冬舎セレクト)
「ハンバーガーを待つ3分間の値段」
(斉藤由多加 著/幻冬舎 刊)

 斉藤由多加氏とは、ゲームとしては賞も取るなどして有名な「ザ・タワー」「シーマン」の作者。
(あまりゲームで『作者』という、一人でやったかのような表現は好きではないのだけど、ネットで調べてもそういう表現しか無かったので)
 その彼が、日常で見られるいろいろなものを、自分の視点で語った本。
「ゲームを考える人」が、どういう考えで物を見ているのかと共に、「シーマン」など、どういう考えでこれらを作っていったかが語られている。

 例えば、タイトルにある「ハンバーガーを待つ3分間」とは、マクドナルドで
「申し訳ございません、フィレオフィッシュは3分少々お待ちいただきますがよろしいでしょうか?」と言われること。
 実際3分は正確な時間ではないのだが、レストランのように、ただ時間も分からず待たせてイライラさせるわけではない。これを言われることによって「3分待つ」か「あきらめて帰る」かという選択肢を客に持たせることになる。
 本当のサービス度とは、客に選択肢を与えることではないか。

 まあこんな感じ。こういう、ちょっとした視点の違いがいろいろと書かれている。

 ページ数は180ページほどだが、1項目につき2ページほどの話が並べられた形なので、結構読みやすい。ここに書かれていることが全て正解というわけではないのだが、「こういう考え方もあるのだな」と楽しめた。

 なかなか面白い本だったと思う。



タグ:review

posted by 司隆 at 15:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | Book / Comic
この記事へのコメント
そんな風に考えたことも無く・・・。ポテトは3分かかるんだと思っていました!ひとりで待つ時は、長いです!
やっぱり、平凡なんですね、私(笑)
選択肢を与えるのは、サービスって、とっても新鮮な発想でした。
Posted by oyukkie at 2006年01月31日 21:16
私も、そういう風に書かれているのを見るまでは気付かなかったものですが、
今までマクドナルドでそう言われた時も
「待つ」か「んじゃあハンバーガーに変えるわ」などの
選択をしていたことに気付きました。
(もちろん今はもうハンバーガーを食べられませんが)

私も平凡ですね。
Posted by 司 隆 at 2006年02月01日 06:20
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