普段は生産するためだけに延々と稼働する機械だが、その様子を映像として収録し、オリジナル作曲の音楽を合わせることで、工業が持つ魅力を引き出そうとす。そんな目的で作られたミュージックビデオ「工場音楽レーベル」、それが『INDUSTRIAL JP』だ。
「INDUSTRIAL」を直訳すると「産業・工業」、JPは「Japan(日本)」。その名前の通り、映像は全て日本の工場で、実際に稼働している機械を撮影したもの。
当レーベルは2016年に発足され、現時点で8ヶ所の工場で撮影された作品がYouTube、Vine、Instagramで公開されている。
その取り組みは各所で高い評価を受け、2017年から今年にかけて「2017年度グッドデザイン賞」で金賞、「2017年度ADCランプリ」、「第21回文化庁メディア芸術祭」エンターテインメント部門の優秀賞などを受賞している。
このような高い評価を受ける理由、そしてこのレーベルの魅力は何か?、それについて書いていきたいと思う。
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